Loves8~子どもと未来を守る会~について
2011年3月11日に起こった東日本大震災に伴い、東京電力福島第一原子力発電所の
事故が発生しました。
チェルノブイリの経験からもわかるように、放射能に県境・国境はありません。
原発立地県の福島のみならず広範囲にわたって放射性物質が拡散されたことが各地の
土壌調査から明らかにされています。
一度放出されてしまった放射性物質はその半減期から鑑みても、今後長期に亘って
環境に留まり続け生態系に影響を及ぼすと言われています。
八丈島においても、島民の生活への影響を考える有志らが集まって話し合いを重ねて
きました。
その結果、Loves8~子どもと未来を守る会~を立ち上げることとなりました。
<会の名称・性格について>
●「Loves」は愛する、「8」は八丈島。「8」はインフィニティ=無限大(∞)の意味も含めて。
八丈島の人を、自然を、文化を、未来を…ひいては、島を含めた地球すべてを愛する。
●人類は核と共存できないという立場から原子力に依存しない社会を目指し、次世代に
希望の持てる環境を引き渡したい。
●様々な化学物質や環境汚染から私たちの健康と平和な暮らしを守りたい。
●上記趣旨のもと有志で作る自主的な会であり、同じ思いの個人、グループ、団体と
協力し合いたい。
●特定の政党、政治団体、宗教団体などによる組織とは一切無関係である。
<これまでの話し合い>
資料や書籍等を持ち寄り、意見交換をしながら、主に下記について話し合ってきました。
○自然エネルギーへシフトしていくには、どんなことから始められるだろうか。
○内部被曝は外部被曝に比べて体内組織を損傷しやすく低線量でも危険であり、特に
細胞分裂の盛んな子どもには注意をすることが肝要。子どもの被曝を少しでも少なく
するために何をしていけばよいのか。
○町による学校給食・保育園給食への対策はどのようになっているのか。
○検査装置の導入についても、町との協力体制で考えていきたい。
○食品のみならず、焼却灰や堆肥やセメントなどについての共通認識も必要。
○離島特有の流通事情や産業活性化の観点からも、島内の自給率を上げる取り組み
(地産地消)と併せて連動していきたい。
・・・・・・・・・・・・etc.
<これまでの主な活動>
2012年1~2月 原発稼動の是非を問う都民投票を実施する東京都条例制定を
求める署名活動
3月2日 町議会における一般質問について町議員との打ち合わせ
3月12日 「八丈町議会定例会」を傍聴
3月23日 「南海タイムス」への投書 ~『学校給食は安全か』~
4月16日 山下町長訪問 ~8項目を掲げた要望書と関連資料の提出・
町長・各課長らとの懇談~
4月27日 クリーンセンターの焼却灰付近の空間線量測定
5月23日 八丈島産ほうれん草を東京の市民放射能測定所に検査依頼
(6月1日検査結果、セシウム検出されず)
9月 八丈島産パッションフルーツの放射能検査を予定
※活動記録は、今後も定期的に更新する予定です。